カードごとにアプリを開いて、請求額を見て、次のカードを開く。何枚もあると、今月いくら必要なのか分かりにくくなりますよね。
まずは解約を急がず、支払日と金額を一枚に集めるところから。
残高不足が見込まれる、別の借入でカード代金を払っている、リボ残高を返せる見通しがない場合は、解約手続きより先に返済計画と相談先を確認してください。今月払えないときの対応、借金の相談先もあわせて参照してください。
まず、次の引き落とし日と請求額を並べる
次の支払日・請求額・引き落とされる口座を、カードごとに並べます。次に支払いが来る1枚から、少しずつ。買い物に使った合計と、次に口座から引かれる額は、同じとは限らないので分けて書きます。
2枚のカードの例(架空):Aカードは10日に2万円をX銀行から、Bカードは27日に1万円をY銀行から引き落とすとします。
今月の請求は合計3万円ですが、一つの口座に3万円あればよいわけではありません。それぞれの口座に、支払日前までに必要なお金を用意します。
- カード名
- 次回の支払日・請求予定額・引落口座
- 一括払い・分割払い・リボ払いの残高
- 年会費と、継続している支払い(携帯料金、サブスクリプションなど)
- 返済方法と、ATM・振込手数料の有無
利用明細では請求額だけでなく、利用日・店名・金額・支払方法も確認します。毎月同じ額が落ちていても、それだけでは使った分を全額払い終えたかは分かりません。利用した覚えのない請求があれば、契約しているカード会社へすぐ連絡してください。
リボ払いは残高と手数料を別に確認する
リボ払いは、利用件数ごとではなく、設定した額や残高に応じた額を毎月払う方法です。まだ払っていない買い物代金が「支払残高」で、それとは別に手数料がかかります。
月々の請求が小さくても、新しく買い物をすれば残高が増え、払い終わるまでが長くなることがあります。
会員サイトでは「支払残高」「今回の手数料」「今回、買い物代金をいくら返すか」を分けて見ます。まとめて返したい場合は、繰上返済という手続きの案内を探してください。毎月の額に手数料を含むかどうかも、カードの方式によって違います。
一括払いに変更できる利用分は、変更期限と手数料を確認したうえで判断します。既存のリボ残高をまとめて払える場合も、手続きや受付期限はカード会社ごとに違います。
口座引落しなら一括、とは限らない
毎月口座から落ちていると、「これで全部払っている」と思いやすいですよね。でも、どこから払うかと、毎月いくら払うかは別の設定です。会員画面で見るのは、次の4つ。表示名はカード会社によって異なります。
| 確認する項目 | 見たいところ |
|---|---|
| 支払コース | 口座引落しなのか、店頭払いなどなのか。引落口座が登録されているか |
| 毎月の支払額の設定 | 毎月全額を払う設定か、リボの最少額か。自動リボの設定がないか |
| 残高 | 支払残高・利用残高など、まだ払い終わっていない額。次回の請求額とは分けて確認 |
| 今回の手数料 | 請求額のうち、買い物代金の返済ではなく手数料に回る額 |
たとえばファミマカードの公式案内では、口座引落しコースでも「リボ払い(最少お支払金額)」と「ずっと全額支払い」が分かれています。店頭払いでは、店内のマルチコピー機で最少額・増額・全額を選ぶ仕組みです。
口座を登録したことだけでは、毎月全額を払っているかは分かりません。
旧ファミマTカードの案内には、買い物時に指定した支払方法や利用控えの記載にかかわらず、リボ払いの扱いになることも明記されています。ただし、口座引落しで「ずっと全額支払い」を選べば、利用残高をまとめて支払えます。「お店で一括と言ったから」とレシートだけで判断せず、カード側の設定を確認してください。
- 会員画面で、支払コースと毎月の支払額の設定を確認する。
- 次回の請求額・手数料・残高を見る。請求額と残高の差だけでリボと決めず、分割払いや締め日後に使った分が入っていないかも確かめる。
- 分からなければカード裏面の窓口へ。「今の支払方法」「次に払う金額」「設定変更の締切と反映日」を聞く。
すでに残高があるなら、全額払いへ切り替える前に、次回いくら請求されるかを確認してください。ファミマカードの「ずっと全額支払い」は、利用残高全額を引き落とす設定です。今月使った分だけになるとは限りません。
家賃や食費を残して払えるか、どの支払日から変わるかまで確かめてから判断します。
解約するカードは、残すカードを決めてから選ぶ
何枚までならよい、と一律には決められません。普段使えているか、管理する負担が増えていないか。次の条件を見ながら、使わないカードをいったん「解約候補」に分けます。ここでは、まだ候補にするだけです。
- 年会費を払っているのに、利用目的や特典がはっきりしない
- 使う目的がほかのカードと重なっている
- 支払日や明細確認を管理しきれない
解約する前に、まだ次の請求額へ入っていない利用分(未確定利用分)と、分割・リボの残高を見ます。携帯料金やサブスクの支払いに使っているなら、支払方法の変更も先に済ませます。
解約しても、それまで使った代金がなくなるわけではありません。残りの払い方と、貯まったポイントがどうなるかは、カード会社の解約案内で確かめます。
「短期間に何枚解約すると審査に必ず不利」「一度でも引き落としが遅れたら必ずブラック」といった一律の説明はできません。信用情報には申込み、契約、支払状況などの客観的な取引事実が登録され、情報の種類で保有期間も異なります。信用情報に何が記録されているか気になる場合は、ご自身で開示して確認する方法があります。
覚えておくだけにせず、支払日をカレンダーへ
- すべての支払日をカレンダーに登録する
- 引落口座の残高を、支払日の前に確認する
- 利用通知があるカードは設定する
- 週に一度、利用明細と家計簿の金額を見比べる
家計簿アプリに連携していても、明細がすぐ反映されるとは限りません。反映時期とリボ・分割残高は別に見ておくと、表示額とのずれに気づきやすくなります。アプリの違いや入力項目の作り方は返済中の家計簿アプリの選び方で紹介しています。
カードの整理だけでは足りないとき
カードの枚数を減らしても、すでにある支払いは残ります。次のような状態なら、解約の段取りだけでなく、返済そのものを相談できます。
- カード代金を別のカードや借入で支払っている
- 支払予定額を通常の収入だけで用意できない
- リボ・分割残高の合計が把握できない、または返済計画が立たない
この場合は、新しい借入を増やす前に、借入先・だいたいの残高・次の支払日を、分かる範囲でメモしておくと話しやすくなります。
全部そろうまで相談を待つ必要はありません。分からない項目は、そのまま相談先へ伝えてください。多重債務の確認方法や今月払えないときの対応も読めます。
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返済のために、また別の会社から借りようとしているなら、次の申込み前に今の返済方法を相談できます。借入先ごとの残高、毎月の返済額、生活費を残して払える月額を伝え、「毎月の返済と依頼費用を合わせていくら必要か」を聞いてみてください。
今日できるのは、次の支払いを見えるところに置くこと
まず一枚、次の請求額と支払日を確認する。そこから、リボ残高や継続支払いも足していきます。私は、勢いでカードを減らすより、何の支払いが残るのか分かる状態にしてから選ぶほうが、後で困りにくいと思います。
