たとえば返済日が5日、17日、27日と分かれていると、毎月の合計額だけでなく、口座にお金を残す日も気になりますよね。「一本にまとめられたら」と調べても、似た商品名と数字が並ぶと比べにくいものです。ここでは、何をまとめたいか、月々いくら払えるかに分けて見ていこうと思います。
私も、返済日が複数あった時期は毎月そわそわしていました。「まとめたい」と思っているのに、比べるほど迷ってしまう感じ、よくわかります。
この記事では、銀行系・消費者金融系あわせて9商品を、「返済の負担が本当に減るかどうか」という一点を軸に比較します。ランキングで順位をつけるのではなく、ご自身の状況と照らし合わせる材料として整理します。分からない条件は、申込先や相談窓口に聞くときのメモにしていただけたらと思います。
この記事の役割
- まず仕組みを知りたい:おまとめローンとは?仕組みと注意点
- 選び方の基準を整理したい:おまとめローンの選び方
- 具体的な商品を比べたい:このページの比較表へ
まずは、何を見直したいかを分けて考える
おまとめローンには「万人にとっての正解」はありません。何を見直したいかによって、先に比べる条件が変わります。まずは、次の3つのうちどれが今の自分に一番近いかを確認してみてください。
- 総返済額を減らしたい → 同じ残高・返済期間で、実際の提示金利と費用を比較
- 今月の返済日が迫っている → 新しい融資を待つだけでなく、現在の借入先へ支払いを相談
- 銀行ローンやショッピングリボもまとめたい → 対象範囲の広い商品(アイフル「おまとめMAX/かりかえMAX」等)
どのタイプを選ぶ場合でも、上限金利で比較することは共通です。広告で目立つ下限金利(年1%台など)が、ご自身に適用されるとは限りません。申込前は上限金利も見ておき、契約前には提示された金利で計算し直すと、返済額の見込みを立てやすいと思います。
おまとめローン・借換え向けの比較一覧(9商品)
銀行4商品・消費者金融5商品を、金利・限度額・条件で並べました。横浜銀行と楽天銀行は、借換えにも利用できる通常のカードローン。返済専用のおまとめ商品とは仕組みが違います。金利順のランキングではないので、右端の条件もあわせて見てみてください。
金利・限度額・条件は、2026年10月1日時点のものです。実際に適用される金利や借入可能額は審査で決まります。申込前には最新の条件を確かめてください。
| 商品 | 金利(年率) | 借入額・限度額 | 対象・条件 |
|---|---|---|---|
| 横浜銀行カードローン | 年1.5〜14.6%(変動) | 10万〜1,000万円 | 通常のカードローン。神奈川・東京全域と群馬の前橋・高崎・桐生に居住または勤務している方が対象 |
| 東京スター銀行おまとめローン | 年9.8〜14.6%(固定) | 30万〜1,000万円 | 最長10年。20歳以上65歳未満、給与所得者で年収200万円以上。自営業・パートは対象外 |
| 西日本シティ銀行「NCBおまとめローン(無担保型)」 | 年5.40〜15.00%(固定) | 10万〜500万円 | 最長15年。取扱店の近隣が対象(東京・大阪の店舗は取扱なし)。パート等は50万円まで |
| 楽天銀行スーパーローン | 年1.9〜14.5%(変動) | 10万〜800万円 | 借換えにも利用できる通常のカードローン。返済専用ではない |
| アイフル「おまとめMAX/かりかえMAX」 | 年3.0〜17.5% | 1万〜800万円 | 銀行ローン・ショッピングリボも対象。利用歴があればおまとめMAX、初めてならかりかえMAX |
| プロミス「おまとめローン」 | 年6.3〜17.8% | 300万円まで | 貸金業者のキャッシングが対象。初めての人はフリーキャッシング契約後に申込み。追加借入不可 |
| SMBCモビット「おまとめローン」(新規申込窓口) | 年3.0〜18.0% | 800万円まで | 貸金業者のキャッシングが対象。最長13年4か月(160回)。返済先へ代行振込。追加借入不可 |
| アコム「借換え専用ローン」 | 年7.7〜18.0% | 1万〜300万円 | 貸金業者からの借入れの借換えが対象。返済専用の商品 |
| レイク「レイク de おまとめ」 | 年6.0〜17.5% | 10万〜500万円 | 申込みは専用電話。初めての人は自動契約機で契約。最長10年(120回) |
借入元本が100万円以上の場合、利息制限法の上限は年15%です。表の上限金利が18%でも、100万円以上の借入れにそのまま当てはめるわけではありません。
同じ「おまとめローン」でも、金利だけでなく、手続きにかかる時間や、まとめられる借金の種類が違います。表で気になった商品があれば、次は自分の借金をまとめられるか、必要な日までに手続きできるかを見ていきましょう。
タイプ別の詳しい解説
低金利重視なら:銀行系おまとめローン
銀行には、比較的低い上限金利を案内する商品があります。ただし、実際の金利は商品と契約条件しだい。同じ100万円でも、金利と返済回数で月々の額と総額は変わります。下の表で比べてみましょう。
100万円を借りた場合の返済比較(試算)
| 条件 | 月々の返済 | 返済総額 | うち利息 |
|---|---|---|---|
| 年15%・36回 | 約34,665円 | 約124.8万円 | 約24.8万円 |
| 年12%・36回 | 約33,214円 | 約119.6万円 | 約19.6万円 |
| 年12%・60回 | 約22,244円 | 約133.5万円 | 約33.5万円 |
同じ36回なら、年15%から12%へ下がると総額は約5.2万円減ります。一方、年12%でも60回にすると、年15%・36回より月々は約1.2万円軽くなる代わりに、総額は約8.7万円増えます。
月々が下がった。その先に、何回の支払いが残るか。ここまで見ておきたいですね。
※借入額100万円、手数料なし、毎月元利均等返済、月利=年利÷12という仮定の試算です。月額は1円単位、総額と利息は0.1万円単位に四捨五入。総額は丸める前の月額から計算しています。特定の商品の返済予定ではなく、実契約では日割り計算・返済日・端数処理などで変わります。
一方で、対象地域や収入、借換えの使途、必要書類などの条件があります。必要な日までに審査・契約・入金が終わるかは、検討する商品で確認が必要です。
金利が低くても、必要な日までに借りられなければ、目の前の返済には間に合いません。審査結果を待てる日数と、今の借入先への返済日を先に整理しておきましょう。
消費者金融系:対象債務と返済専用の条件を確認
消費者金融系のおまとめローンは、借り手に一方的に有利となる借換えや、残高を段階的に減らす借換えなど、所定の条件を満たすと総量規制の例外になり得ます。ただし、例外貸付でも審査があり、契約できるとは限りません。仕組みの詳細はおまとめローンとは?仕組みと注意点で確認できます。
金利が下がっても、返済期間が延びれば支払総額が増える場合があります。現在の各借入れと、新しく提示された金利・月額・返済回数・手数料を並べてみると、何が変わるかを確かめやすいと思います。
対象範囲で選ぶ:何をまとめられるかは商品ごとに違う
「おまとめ」と名前がついていても、まとめられる借金の種類は商品ごとに決まっています。
- 貸金業者からのキャッシングが対象:プロミス、SMBCモビット。銀行カードローンとショッピング利用分は対象外
- 銀行ローン・ショッピングリボも対象:アイフル「おまとめMAX/かりかえMAX」など。対象にできる契約の範囲は商品ごとに確認
ショッピングリボの残高がある方は、対象範囲の広い商品を選ばないと「まとめきれない借金」が残ってしまいます。せっかく一本化したのに、結局もう一つ返済日が残った。そうならないよう、申し込む前に自分の借入の内訳を一度書き出しておきましょう。
対象が分かったら、まとめられない返済の月額も残しておきます。新しいローンが月いくらになるかだけでなく、残るリボなどを足した金額で、生活費と両立できるかを見てください。
商品が決まったら、完済する日の金額、振込担当、元の契約を終える手順も確認します。日付や証明書の期限をメモするときは、完済・解約前に確認することを使ってください。
申込前に見ておきたい3つのこと
どの商品を選ぶにしても、申し込みボタンを押す前に、この3点だけは確認してください。まとめた後にどんな支払いが残るかを、具体的に考えるための項目です。
- 一本化前後の総返済額の比較:金利が下がっても返済期間が延びれば総額は増えることがあります。各社の返済シミュレーターで必ず確認を。考え方は借り換えで返済総額を減らす方法も参考に
- 完済した契約の扱い:完済と必要な解約の手順・期限を確認する。クレジットカードを解約する場合は、継続中のカード払いと必要な明細の保存も確認
- 月々の返済額の現実性:収入が減った月でも払える金額か。追加借入の可否も商品ごとに確認
比較するときは「毎月いくら払うか」と「完済までに合計いくら払うか」を、分けてメモしてみてください。
追加で借りられない返済専用の商品もあれば、横浜銀行・楽天銀行のような通常のカードローンもあります。NCBおまとめローンには、借換資金とあわせて生活資金を申し込める案内もあります。「おまとめ」という名前だけでは決められない部分です。
通常のカードローンへ移す場合も、比較は追加借入れをしない前提で行います。移した後に生活費を借り足せば、先に見た返済予定表とは残高も総額も変わります。「金利が下がった」と「その計画どおりに返し終えられる」は分けて考えてください。
審査に通らなかったら、次の申込前に状況を整理
おまとめローンの審査に通らなかった場合、焦って次々と申し込むのは避けたいところです(申込履歴も信用情報に残ります)。次の申込みを急ぐ前に、審査に落ちたら次はどうする?で状況を整理してください。否決が続いて一人で判断しにくいときは、下の相談窓口も使えます。
借換え以外にも、任意整理などの選択肢があります。任意整理は債権者と話し合って返済条件を見直す方法で、将来利息の減免などは交渉の結果によります。依頼費用も含めて、今の返済や借換えと比べたいところ。窓口の違いは借金の相談は誰にすべき?にまとめています。
私自身、弁護士に相談する一歩を踏み出したところから、ようやく状況が動き始めました。
審査に落ちると、自分が否定されたような気持ちになりますよね。ただ、審査結果は人格の評価ではありませんし、別の方法なら必ずうまくいくという案内でもありません。いまの収入と返済額を見て、どの方法が合うかを相談してよいと思います。
相談窓口——申し込む前に、話してみる
「この商品で本当に返済が楽になるのか」「そもそもおまとめで解決する状況なのか」。迷ったときは、契約の前に相談できます。相談料が無料でも通話料がかかる場合や、利用条件がある窓口もあるので、先に確認しておくと落ち着いて話せると思います。
- よりそいホットライン:0120-279-338(岩手県・宮城県・福島県からは0120-279-226)。24時間対応、通話料無料
- 法テラス:0570-078374は法制度・相談窓口の案内。弁護士等の無料法律相談は収入・資産などの条件があり、原則予約制で同じ問題につき3回まで。通話料は別
- 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター:借入・返済の相談や苦情を受け、助言や相談先を案内。相談手数料は無料、通話料は別
- 消費生活センター(消費者ホットライン:188):近くの相談窓口につなぐ番号。相談料は無料、通話料は別
気持ちがつらいときは、返済の計算より先に、よりそいホットラインに話してみてください。一人で抱え込む必要はありません。
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返済のために、また別の会社から借りようとしているなら、次の申込み前に今の返済方法を相談できます。借入先ごとの残高、毎月の返済額、生活費を残して払える月額を伝え、「毎月の返済と依頼費用を合わせていくら必要か」を聞いてみてください。
まとめ:まとめた後に払う金額まで比べる
会社の種類だけで決めるより、まとめたい借金が対象か、月々払えるか、総額はいくらかを比べると整理しやすいと思います。申込前は上限金利も確認し、契約前には提示された条件で計算し直しておきたいですね。
比べても決められないときは、明細や計算のメモを持って相談できます。「毎月この金額なら払えそう」と伝えるだけでも、返済方法を一緒に考える手がかりになります。








