「次に当たったら、やめよう」
そう思いながら、またチャージ画面を開いてしまう。オンラインオリパ(ネットオリパ)をやめたいのに、使ったお金を取り返したくて離れられない。
もし今、その途中にいるなら、まず購入画面を閉じるところからでかまいません。全部のお金を整理するのは、そのあとでも大丈夫です。
こだまんです。前の記事では、私がオンラインオリパに200万円近く支払ったことを書きました。これは支払った額で、損失額ではありません。
今回は「やめたいのに続けてしまう」ときの話です。使いすぎた本人を責めるだけで終わらず、次の課金を止めるためにできることを考えます。
一人で止めるのが難しいときは、先に相談してかまいません。
相談先と、そのまま伝えられる一言へ進む
「あと1回」の前に、今日できること
気合いだけで我慢しようとすると、同じ画面、同じ通知に何度も引き戻されるかもしれません。まずは、また購入するきっかけを一つ減らすことから考えます。

いまの状態から、一つ選んでみる
| いま起きていること | 今日できること |
|---|---|
| チャージ画面を開いている | 購入を確定せず、画面を閉じる |
| 通知や当選報告で戻ってしまう | アプリ・メール・LINEなど、気になる通知を一つ減らす |
| 使った金額を見るのが怖い | 銀行明細や購入メールから、分かる支払いを一つメモする |
| 一人で止めるのが難しい | 相談先へ「課金を止められず困っています」と伝える |
通知はアプリだけでなく、ブラウザー、メール、LINEなどにも分かれています。全部を一度に変えなくても、いつも開くきっかけになっているものからでよいと思います。
ホーム画面のショートカットを外す、当選報告が流れてくるアカウントをミュートする、といった方法もあります。必要な銀行明細まで見ないようにする、という意味ではありません。
設定を変えてもまた買いそうなら、その難しさごと相談してよいのです。一人で止めきれた人だけが、相談できるわけではありません。
ログインボーナスだけ、少額だけのつもりが続いてしまう
2026年8月31日、Xには、ログインボーナスだけのつもりでも引いてしまい、やめたいのにやめられないとする投稿がありました。「無料分だけ」と決めても、そこで区切れないという声です。
9月17日には、500円、次は1,000円と、少額の課金が積み重なったと振り返る投稿もありました。1回の金額が小さくても、追加が続けば支払いは増えます。
「大金を一度に入れたわけではないから」と、困りごとを小さく扱わなくていいと思います。
一方、8月28日には、ログボを惜しむ気持ちに触れ、アプリを消したと書く人もいました。ボーナスを受け取らないことが損に感じられても、受け取りに行くたびに購入したくなるなら、離れるために受け取らない選択もあります。
いずれも投稿者の発言で、その後の利用や収支まで確認したものではありません。アプリを消せば必ず止まる、という話でもありません。
やめると決めたのに、また開いてしまった。そんなときも、これまでの工夫が全部無駄になったと決めつけなくてよいと思います。「ログボが気になる」「少額の追加を繰り返す」と、戻ってしまうきっかけも相談先へ伝えられます。
退会前の履歴保存で、また引いてしまいそうなら
あとで支払いを整理したり、取引について相談したりするときには、購入履歴や問い合わせの記録が役立ちます。ただ、そのためにオリパの画面を開き直すことがつらい場合もあると思います。
まずは銀行明細、カード明細、購入メールなど、ガチャの画面を開かずに確認できるものからでかまいません。画面を見るとまた購入してしまいそうなら、信頼できる人や相談先に、そのことも伝えてください。
退会を考えるときは、未発送の商品、残っているコイン、問い合わせ中の内容も確認したいところです。複数のサービスを使っているなら、分かる範囲でサービス名ごとに分けておくと、後から確認しやすくなります。
残高を使い切るために、もう一度引く必要はありません。保存や退会の手続きを一人でやりきろうとして、さらに支払いを増やしてしまうなら、先に誰かと一緒に考えてよいと思います。
一つ退会しても、別のオリパを探してしまうなら、そのことも相談先へ伝えてください。「退会はできたけれど、別のサイトに登録してしまう」と話せます。移った先でまた課金すれば、支払いは増えてしまいます。新しく登録する前に画面を閉じ、どんなときに探し始めるのかを、誰かと一緒に考えてみてほしいです。
コイン残高と、今月使えるお金を分ける
「これを売れば返せる」「まだコインが残っている」。そう考えたくなるときこそ、手元の記録を三つに分けてみます。
支払ったお金と、まだ現金になっていないもの
| 分けて書くもの | 例 |
|---|---|
| 実際に支払ったお金 | カード決済・振込・チャージの履歴 |
| 実際に受け取った現金 | カードを売却し、入金まで終わった金額 |
| まだ現金になっていないもの | サイト内コイン、未発送の商品、まだ売っていないカード |
カードの価格は変わりますし、コイン残高がそのまま銀行口座に戻るとは限りません。今月の支払いを考えるときは、今ある現金と、まだ見込みの段階のお金を分けておくと、足りない分が見えやすくなります。
還元率と現金の違いは、オリパ実録の図と表で説明しています。ここでは、使った分をもう一度引いて取り返す計算から、いったん離れたいと思います。
当選報告の多さと、自分の支払いは別の話
高額カードの当選報告を見ると、まだ自分にも機会があるように感じるかもしれません。
でも、その写真だけでは、そこまでにいくら使ったのか、売っていくらになったのかは分かりません。
Xには、オンラインオリパを続けるうちに大きな金額を使うことへの感覚が変わり、やめなければと振り返る投稿もありました。
その人の収支や経緯を、私が確かめられるわけではありません。一つの投稿で利用者全体の姿も分かりません。それでも、「使わなければよかった」だけで話を終えると、いま止められずにいる人の困りごとが残ります。
また、当選報告には、投稿を促す企画もあります。DOPAの公式Xは、2026年9月15日の投稿で、指定ハッシュタグ付きの当選報告を応募条件に含むプレゼント企画を告知していました。
これは報告が偽物だという意味ではありません。投稿する理由に、企画への応募も含まれているということです。画面に並ぶ当選報告の件数だけで、自分も同じようにお金が戻るとは考えられません。
運営側にも、やめるための入口を分かりやすくしてほしい
利用者に「自己管理をしてください」と伝えるだけで、十分なのだろうか。私は、ここを問題にしたいと思っています。
購入を続ける操作が分かりやすいなら、利用を休止する方法や困ったときの問い合わせ先も、同じように見つけやすくしてほしい。購入履歴は、一定期間の支払合計まで簡単に確認できるようにしてほしい。大きく表示された数字が円なのかコインなのか、購入前に理解できるようにしてほしい。
これは、各社に一律の法的義務があると述べているのではなく、利用者の立場から求めたい改善です。
全部のお金を数える前でも、相談してよい
依存症対策全国センターは、ギャンブルを減らそうとしてもうまくいかないことや、負けたお金を取り返そうとすることを、ギャンブル依存症の特徴として説明しています。これは一般的な説明で、この記事だけで誰かを診断することはできません。
自分が何という状態なのか分からなくても、生活に困っていることは伝えられます。最初の言葉は、たとえばこうです。
オンラインオリパへの支払いを、自分で止められず困っています。使った金額もまだ全部分かりません。相談できますか。
依存症対策全国センターの「全国の相談窓口・医療機関を探す」で、お住まいの地域を確認できます。受付時間や予約の要否は、各窓口の案内をご確認ください。
家族にまだ話せない場合も、その不安を最初に伝えてみてください。家族だけで相談できる窓口もあります。
今月の返済が難しい場合は、支払先へ何を伝えるかをまとめた記事もあります。どこに借金を相談するか迷ったら、弁護士・司法書士・公的窓口の違いを確認できます。
広告|シン・イストワール法律事務所
課金やギャンブルでできた借金も、使った理由を隠さずに相談できます。「残高はいくらか」「生活費を残して毎月いくら払えるか」を伝え、返済方法と依頼費用を聞いてみてください。やめるための支援と、借金の相談は並行して進められます。
使ったお金は、考えないようにしても消えません。でも、そのお金を今日中に取り返さなければならないわけでもありません。
今日は、これ以上支払いを増やさずに終える。難しければ、その難しさを誰かに伝える。
その一歩から、これからのくらしを考えていけたらと思います。
