10万円を入れたあと、続けてまた10万円。
私のオリパワンの購入履歴には、そう残っています。しかも、それだけではありませんでした。多い日には、1日で50万円以上をチャージしていました。
こだまんです。今回は、私がオリパワンに200万円近くを使い、当たったカードを買取店で売るまでの話です。
ここでいうオンラインオリパ(ネットオリパ)は、サイト内のコインなどを使って、何のカードが出るか分からないくじを引くサービスです。当たったカードは発送してもらうほか、コインに戻して、またくじを引くこともできます。
当たったカードを発送してもらったあとも、売り方が分からず、しばらくの間、毎日買取価格を見ていました。複数の買取店を回ったときには、事前に見ていた価格の7〜8割を提示されることもありました。
先に、金額の話だけ。
- 支払通知の合計は200万円近く。これは損失額ではありません。
- 売却後は60万〜70万円ほどのマイナスだった記憶です。ただし別に買ったカードも含むため、オリパワンだけの確定損失は出せていません。
- 繰り返した課金、ポイントに戻したくなる仕組み、実際の査定。その順に振り返ります。
いま課金を止められず困っている方は、相談先と、今日できることへ進めます。
支払通知を足すと、200万円近くだった
メールに残っていた決済通知を、同じ請求書を二重に数えないように集計しました。短い間に40回以上のコインチャージを繰り返し、有料プランも合わせて200万円近くになっていました。
一度だけ大きな金額を払ったのではありません。少しずつ追加する日も、一度に何万円も入れる日もあり、何度もチャージを繰り返していました。
足したのは、コイン数ではなく決済通知の支払額です。カード会社の最終的な請求や返金までは照合できていないため、最終精算額とは分けています。
売るより、ポイントに戻す方が得に見えてしまう
当時、カードをポイントに戻した場合の数字と、買取店の相場を見比べていました。ポイントの数字が、買取相場の2〜2.5倍くらいに見えた記憶があります。私が見ていた範囲でのおおよその記憶で、全商品の平均ではありません。
それなら、売るよりポイントに戻した方が得なのでは。そんなふうに見えて、また引きたくなる。戻したポイントで、もう一度くじを引けてしまう。私が怖いと感じるのは、この仕組みです。
オリパワンの「総還元率」は、全口を引き切り、出たカードをすべてコインに戻した場合の数字です。買取店で売れる金額でも、一人ひとりに戻る割合の保証でもありません。
出典:オリパワン公式ヘルプ「総還元率と最低保証の違いは?」。現在の説明であり、私が利用していた当時の表示をそのまま再現したものではありません。

「還元率100%」でも、現金換算では約40〜56%
たとえば、売れば2万円のカードが1枚当たる、全100口の架空のガチャで考えます。1口1,000コインで、全口を引くには10万コイン。1コイン=1円で購入し、引き直さずに全賞品を売り、ボーナスや別途の送料・手数料はないものとします。
全100口に10万円使った架空例:コインと現金での比較
| 賞品 | コインに戻すと | 全部売ると |
|---|---|---|
| 当たり1口 | 4万コイン | 2万円 |
| 残り99口 | 6万コイン | 3万円 |
| 合計 | 10万コイン | 5万円 |
| 使った額との比 | 100% | 50% |
1コイン=1円で購入し、引き直さず全賞品を売る例です。ボーナス・送料・手数料は含みません。個人の結果や業界平均を示すものではありません。
コインで数えると、4万+6万=10万コイン。全口に使う10万コインと同じなので、総還元率は100%です。でも、全部売って戻る現金は2万+3万=5万円です。
10万円使って、売ると5万円。コインでの還元率100%が、現金換算では50%になる計算です。
全賞品のコイン交換額が実際の売値の1.8〜2.5倍の範囲なら、同じ条件で、現金換算の還元率は約40〜56%になります。
| 売値に対するコインの倍率 | 総還元率100%を現金換算 |
|---|---|
| 1.8倍 | 100%÷1.8=約55.6% |
| 2倍 | 100%÷2=50% |
| 2.5倍 | 100%÷2.5=40% |
つまり、この条件なら「現金で戻る価値は、だいたい半分」。私が当時感じていた2〜2.5倍の範囲なら、40〜50%です。
全賞品の倍率が同じなら、「コインでの総還元率÷売値に対する倍率」で計算できます。総還元率90%で2倍なら、現金換算は45%。倍率が混ざる場合は、「全賞品の売値の合計÷全口の購入額×100」で求めます。
これは条件を置いた試算で、オンラインオリパ全体の実測平均ではありません。「1.8〜2.5倍の商品が多い」というだけでは、ほかの賞品の金額や口数も分からないため、全体の率は確定できません。また、一人ひとりの結果は、何が当たったかで変わります。
他の利用者の投稿でも、ポイントと買取額の差や、円とポイントの取り違えが見られました。具体例と元投稿は、後半の資料にまとめています。
しばらくの間、毎日買取価格を見ていた
手元のカードを、どこでどう売ればいいのか分かりませんでした。
しばらくの間、BIGトレカなどの買取価格表を見ていました。毎日です。
買取価格を見続けていた頃、商品の相場が大きく上がりました。その価格で売れれば、差し引き30万円くらいのマイナスまで減らせそうな計算でした。
ただし、これは売却前の価格表で計算した見込みです。実際に受け取った金額ではありません。
当時持っていたカードとBOXを見る:査定中・持ち越し・売ったカード
手に入れた商品は、スクショに残していました。買取店を回ったときには、「査定中」「持ち越し」「売ったカード」に分けてメモしていました。
査定中のカード
- コイキング(080/073)
- メガルチャブル:3枚
- サンダー(204/165):2枚
- ピカチュウ(236/190)
- リザードン(212/172)
- ミュウ(106/100)
- ポケモンセンターのお姉さん(069/S-P)
- イルカマン(207/187):2枚
- フーディン(071/063)
- ピカチュウ(073/071)
- メガシビルドン
- ピカチュウ(104/100)
持ち越したカード・BOX
- 名探偵ピカチュウ(098)
- 誕生日ピカチュウ(007/025)
- ニンジャスピナー:11BOX
- 誕生日ピカチュウ(メモの別行にも記載)
- MEGAドリーム:2BOX
- ニンジャスピナー:18BOX
- 「テラスてる」と書いていたBOX
- 未来の一閃:1BOX
売ったカード
- サンダース
- ふりそで(082/068)
- ピカチュウ(272/S-P)
- トウホクのピカチュウ(260/SV-P):2枚
- ヒロシマのピカチュウ
- ピカチュウ(173/165)
- フシギソウ(065/063)
- ナンジャモ(091/071)
- サンダー
買取店を回って分かった、待ち時間と査定額の差
少しでも高く売れるところを探して、秋葉原の買取店を6〜7店舗回りました。私が持ち込んだときは、店によって待ち時間も査定額もかなり違いました。
回った店の中には、「少し傷がある」「ごみが入っている」といった説明で、事前に見ていた価格の7〜8割くらいを提示されたところもありました。私には、いちゃもんをつけられて値切られているように感じることもありました。毎日価格を見ていたのに、売る段階でその数字が変わる。これはつらかったです。
スニダン秋葉原:開店と同時に入っても、3時間以上待った
開店と同時に入りましたが、カードを売りに来ている人がとても多く、20人待ちくらいの状態でした。結局、3時間以上待ちました。
それだけ待ったのに、査定結果にも納得できませんでした。長く待ったうえに、提示された金額も期待外れで、かなり腹が立ったのを覚えています。
トレカルーム:夕方でも比較的すぐ査定してくれた
夕方に行きましたが、人はあまりおらず、比較的すぐに査定してくれました。私には、まずまず良い買取店という印象でした。
はんじょう:早く査定してくれて、金額も高かった
最初は店の雰囲気に少し不安を感じました。ただ、査定はすぐにしてくれて、提示された金額も高かったです。私が回った中では、売るだけなら一番良い印象でした。
BIGトレカ:減額が多く、値切られたと感じた
私には減額が多く、かなり値切られたように感じました。提示された金額には納得できず、売る側としては厳しい査定だと感じました。
その日、カードを売りに来ている人が大勢いました。私には、泣きそうな顔に見える人もいました。もちろん、どんな事情で売りに来たのかは分かりません。
ただ、あの光景は怖かった。私も、その中でカードを売っていました。
最後は、差し引き60万〜70万円くらいのマイナスで着地したはずです。これは今のところ私の記憶上の概算です。別に購入したカードもあるので、オリパワンだけの確定損失は、まだ出せていません。
買取店を回ったあとも、私はカードを追加で買っていました。オリパはやめていましたが、カードの購入は続いていました。
借りたお金まで使ったという、Xの投稿
Xには、借りたお金をオリパに使ったという投稿もありました。ここでは、短時間で大きな金額を使ったという話と、借りてまで続けたことを後悔する話を紹介します。
以下はXで見つけた2件です。金額や経過は投稿者の話で、請求明細や自己破産の手続きまでは確認できていません。
借入金60万円を、1時間で使ったという投稿
こちらは、オリパワンで銀行から借りた60万円を短時間で使ったと述べる投稿です。
原投稿をXで読む
借りてまで続けた自分を、責めている投稿
こちらは、オリパにはまり、借りてまで続けた自分が悪いと書いています。「借りてまで使ってしまった」という話も、相談先へそのまま伝えてよいことです。
原投稿をXで読む
投稿者の削除・非公開化などで表示されなくなる場合があります。この2件から、利用者全体の損失額や被害の割合は判断できません。
課金をやめたいとき、まずできること
今日の操作を順に確認したい方は、オンラインオリパの課金を止めるために、今日できることにまとめています。
当たるかどうかにお金を使って、何度もチャージする。私にとって、あのときのオリパはギャンブルでした。カードという商品が届くからといって、自分の生活への影響が軽くなるわけではありませんでした。
ここでの「ギャンブル」は私の受け止め方です。法律上の判断や、依存症の診断とは分けて考えています。
それでも、やめたいのにやめられず、お金や生活に影響が出ているなら、依存症の相談先を使っていいと思います。「オリパなんかで相談していいのか」と、入口で自分を止めなくていい。
依存症対策全国センターは、ギャンブル依存症の症状として、賭ける額が増えること、やめようとしてもうまくいかないこと、負けを取り戻そうと続けること、借金やうそが生じることなどを説明しています。気になる状態があるなら、精神保健福祉センターや専門の医療機関へ相談するよう案内しています。
参考:依存症対策全国センター「ギャンブル依存症ってどんな病気?」。この文章は診断用のチェックリストではありません。
まだうまく説明できなくても、この一言からでいい
「オリパへの課金を、自分では止められません。お金のことも困っています。相談できますか」
使った金額がまだまとまっていなくても、自分が依存症かどうか分からなくても、こう伝えるところからでよいと思います。全国の依存症の相談窓口・医療機関を探すから、お住まいの地域と「ギャンブル等依存症」を選べます。受付時間と、予約が必要かどうかを確認してから連絡してみてください。
「自分の状態がどこから問題なのか知りたい」という方には、ギャンブル依存症の説明と相談の始め方も書いています。
履歴は、無理なく残せる範囲で
相談で金額や取引を説明するときには、購入履歴や決済通知が役立ちます。私も、残っていたメールとスクショから金額をたどりました。退会前に無理なく確認できるなら、獲得商品や発送状況も保存しておくと役立ちます。すでに消していても、今残っているメールやカード明細から確認できます。
履歴を保存しようとして、また引きたくなってしまうなら、先に画面を閉じて誰かに話してほしいです。通知を切る、登録した支払方法を外せるか確認する、信頼できる人に「また使いそうだから、一人で抱えたくない」と伝える。できそうなことからでよいと思います。
返金や今月の支払いで困っているなら
表示や契約に納得できない、商品が届かないなどの相談は、消費者ホットライン188へ。身近な消費生活相談窓口につながります。相談自体は無料ですが、通話料がかかります。相談したら必ず返金される、という窓口ではありません。
出典:消費者庁「消費者ホットライン」。利用できる時間は窓口により異なります。
今月の支払いができないときは、次に当てる方法ではなく、返済できないとき、支払先へ伝えることを見てください。返済の相談と、課金を止めるための相談は、別々に進めて構いません。
もし今、自分を傷つけそうなくらい追い詰められているなら、お金の整理より安全を先にしてください。厚生労働省「まもろうよ こころ」に、電話やSNSの相談先があります。差し迫った危険があるときは119など緊急の支援へつながってください。
いま課金や支払いで困っている方に、やめたいと相談するきっかけとして、この話が届けばうれしいです。
長い話を読んでくださって、ありがとうございました。こだまんでした。
オリパワン以外のサービスを使っている方へ
オンラインオリパには、オリパワン以外にも、エクストレカ、日本トレカセンター、DOPA!(ドーパ)などがあります。「自分が使っているサイトとは違うな」と思った方もいるかもしれません。
私の支払履歴とスクショはオリパワンのものなので、他社での利用体験としてはお話しできません。
でも、オリパで負けたあと、やめたいのに「次は当たるかも」と課金してしまう。その苦しさを抱えているなら、使っているサイトが違っても、課金をやめたいときにできることは読んでほしいです。
複数のオンラインオリパを使っている方は、まずサイトごとに、支払ったお金を分けて書き出すところから。手元のコインやカードの査定額は、実際に受け取った現金とは別の欄にします。
「別のサイトなら取り返せるかも」と移る前に、いったん画面を閉じてみてください。一人では止められそうにないなら、ギャンブル依存症の説明と相談の始め方へ。使ったサービス名と「課金をやめられない」ということから、話してみてよいと思います。
詳しく読みたい方へ:口コミ・画面表示・規制の資料
ここからは、本文で触れた内容の詳しい資料です。気になる項目だけ開いて読めます。
ポイントと買取額の比較・投稿者の訂正を見る
26,000コインの表示を前に、発送をためらう人もいた
あるX投稿には、オリパワンで当てた「ストームエメラルダ」のBOXについて、交換額が26,000コインと表示された画像がありました。一方、投稿者が本文で挙げている買取価格は12,500円。「このポイント見せられたら持ち帰れない」と、発送をためらう気持ちを書いています。
交換コインと買取価格の差に触れた投稿をXで読む
12,500円は投稿者が挙げた買取価格で、売却明細はありません。その後に売ったのか、コインに戻したのかは確認できていません。
DOPAについても、ある投稿に、PSA10の「エリカの招待」(206/165)と40,040ポイントの画像があり、投稿者は売る場合の金額を2万円と述べています。こちらも実際に売った金額かどうかは分かりません。いずれも一人の投稿であり、会社全体の換金率を示すものではありません。出典:該当のX投稿。
ただ、どのカードでも半分ほどになる、という話ではありません。別の投稿では、配信で出たアセロラSR(056/049、PSA10)の2,165,000コインに対して、名古屋の店の買取価格は175万円らしい、という別の人の報告もありました。1コインを1円として数字だけを比べると約80.8%ですが、査定票や入金は確認できません。カードも時期も違うので、「売れば何%戻る」と一つの数字にはできないんですね。 出典:配信で出たカードと店の買取価格に触れた投稿。
「円」と「ポイント」を取り違えた投稿もあった
エクストレカの利用記録では、発送したBOXの金額を「買取価格」として並べたあと、投稿者自身が「ポイントと間違えた」と訂正していました。添付画像のムニキスゼロには「還元Pt 12,800pt」と表示されています。12,800円で売れたという記録ではありません。
元の投稿だけ読むと、現金が戻ってきたようにも見えます。口コミの金額を比べるときは、画面のポイントなのか、店の査定額なのか、実際に受け取ったお金なのかまで見たいところです。出典:元の投稿/投稿者の訂正。
買取代金をポイントで受け取り、また抽選に使う人もいる
エクストレカの買取で、現金ではなくポイント受取を選ぶと査定額の20%増になった、という利用者の投稿がありました。同じ人はその後も、課金を抑える代わりにカードを買取へ出し、ポイントで受け取っていると書いています。
ここでの2割増は、カードを売った代金の受け取り方の話です。「ガチャの景品ポイントが相場の1.2倍」という意味でも、使ったお金が2割増えて戻るという意味でもありません。現在の利用規約でも、購入ポイントは原則として払い戻さないとされています。買取に出したカードの代金を、また抽選に使うポイントとして受け取る流れです。
出典:買取体験の投稿/続報/エクストレカ利用規約・第12条。20%増は当時の利用者報告で、現在の買取条件を保証するものではありません。
「今だけ」「24時間限定」の画面と注意書きを見る
こちらは公式サイトの表示例です。私が利用していた当時の画面ではありません。派手な表示を見たくない方は、商品を売るまでの話へ進んでください。

画面には「新規登録後24時間限定」「今だけ」が大きく出ています。私には、ゆっくり考えるより、いま引くことへ気持ちを向けさせる表示に見えます。
この商品は1人1回限定なので、同じものを何度も買えるわけではありません。
一方、私が画面を保存したときの公式トップページには「高ループ」という分類や、「全回転チャレンジ」といった商品名が並んでいました。限られた時間、強い演出、もう一回を連想させる言葉。私は、そこにも怖さを感じます。
注意書きを読むと、確率やカードの残り枚数は販売開始時点の表示で、いま買う時点の数字ではないと説明されています。「総還元率」も、全口を買った場合の計算上の値でした。
この表示だけで、抽選の不正や詐欺があったと判断できるわけではありません。
規制・返金をめぐる弁護士の説明と出典を読む
「オリパ 規制」と検索すると、販売の仕組みの話と、返金の話が一緒に出てきます。使った側として気になるのは、「このまま売り続けられるのか」「自分のお金は戻るのか」ですよね。ここは分けて読んでおきたいところです。
以下は公表された発表・解説です。私自身の利用時期や、当時の表示を証明する資料ではありません。
弁護士法人・響が、消費者庁へ調査を求めた
オリパの返金相談を受けている弁護士法人・響は、公式発表で、オンラインオリパ事業者について、特定商取引法違反の疑いがあるとして、消費者庁へ調査などを求める申出を行ったと説明しています。
問題にしているのは、還元率の根拠や当たりの確率、カード・ポイントの価値が利用者から分かりにくいこと。ポイントへ戻して、また抽選に使う仕組みにも疑問を示しています。これは、響が問題を指摘し、行政に対応を求めているという発表です。出典:響の公式発表。
同法人の関連するX投稿には、私が使っていたオリパワンも含めて、7サービスの名前が出ています。これは響が名前を挙げたもので、行政処分を受けた事業者の一覧ではありません。出典:響の関連投稿。
申出があったことと、違法と認定されたことは別です。この発表だけで「オリパの一律禁止が決まった」「利用者全員への返金が決まった」とは言えません。消費者庁も、申出制度は個人の返金などを解決するための制度ではないと説明しています。出典:消費者庁「申出制度・情報提供」。
「カードが届くから問題ない」と言い切れるのか
弁護士の解説も、「カードが届くなら問題ない」という一つの答えにはなっていません。
弁護士法人LEONの解説では、全口を売り切れば事業者の売上が決まる、という見方から、賭博罪には当たらないとの整理を紹介しています。一方で、当たりが早く出た場合の損失など、別の評価も検討しており、適法と断定している記事ではありません。出典:LEON「オリパ事業の適法性」。
LegalAgent法律事務所の解説は、何かしらカードが届いても、その価値が支払額より低ければ、買った人には損失があると指摘しています。カードをポイントに戻して引き直せることや、買い取りによる換金の仕組みも、賭博に当たるかを考える材料としています。出典:LegalAgent「オンラインオリパの法規制」。
つまり、カードが届くかどうかだけでなく、誰がどんな損を引き受ける仕組みなのか、手に入れたものをどう使い直したり換金したりできるのかも論点です。両記事は響の発表より前に書かれたもので、オリパワンについての判決ではありません。
新しい規制を待つ前から、広告や通販にはルールがある
「専用の規制がないなら、何を表示してもいい」という話でもありません。景品表示法は、商品や取引条件を、実際より著しく良く見せたり、お得だと思わせたりする表示を禁止しています。通信販売にも、価格・支払方法・引渡時期などの表示や、誇大広告を禁じるルールがあります。
法律相談で大切なのは、単に「外れた」ことだけではなく、購入前に何と説明されていて、実際はどうだったのかです。購入履歴に加えて、当時の当たりの表示や注意書きも残しておきたいのは、その違いを説明するためです。特定の画面が違反かどうかは、表示全体と実態を合わせて判断する必要があります。
規制を求めるXの声と原投稿を読む
Xには、自分では課金を抑えられないため規制を求める声や、規制によるカード相場への影響を心配する声がありました。以下は、それぞれの投稿の要約です。
自分の我慢だけでは、課金を止められない
ある投稿では、ネット上でクレジットカード決済までできることを心配し、もう少し規制がないと自分では抑えられない、と書いていました。
返金は難しいかもしれない。それでも、なくした方がいい
響の発表への返信には、返金には期待し切れない一方、オンラインオリパはなくした方がよい、という意見がありました。
規制でカードの値段が下がるのでは、という不安もある
規制の話だけでもカード相場が大きく下がるのでは、と心配する投稿がありました。その投稿を引用し、値段が下がっても規制してほしい、と答える人もいました。
もちろん、これは投稿者の予想です。規制の実施や、相場の下落が決まったという根拠にはなりません。
この節で紹介したXの原投稿
投稿者の利用歴や損失額を確認したものではなく、それぞれの意見として紹介しています。
規制や返金の結論を待っているあいだも、「また使ってしまいそう」という苦しさは残ります。法律の結論を待たずに、今困っていることを相談してよいと思います。
