借金返済がきつい・今月払えないときに今日やること

返済日が近いのに、口座のお金が足りない。アプリを開いては閉じて、別の会社で借りられないか探してしまう。そんなときは、家計全体を一度に片づけるより、いま届いている請求と期限を一つ見るところから始めてください。

この記事は、今回の支払いを相談するためのページです。返済日前の連絡と、すでに遅れたときの対応を分けて説明します。

不足額や払える日がまだ分からなくても、連絡を先延ばしにする必要はありません。「今月は全額を用意できず、いつ払えるかもまだ分かりません」と、今の状態をそのまま伝えられます。

気持ちがつらいときの相談先(電話・チャット)

この記事を読み切ったり、お金のメモを完成させたりする前に、気持ちを話す相談先を使ってかまいません。うまく説明できなければ「いま、つらい」からでも。

混み合ってつながらない場合は、もう一方の方法も使えます。今すぐ自分を傷つけそう、すでに自分を傷つけてしまった場合は、相談の返事を待たず119へ。可能なら身近な人にそばにいてもらってください。

厚生労働省「まもろうよ こころ」

いまの状況に近いところから読めます。

目次

連絡前のメモは、分かるところから

紙でもスマホでも、一枚のメモを使います。分からない欄は空欄にして、電話で聞いたことも同じメモに足していきます。まずは次の4項目です。

  1. 返済先と返済日
  2. 今回の返済額
  3. 引き落とし口座の残高
  4. 不足額

複数社あるなら、返済日が早い順に並べると、どこへの連絡が急ぎか分かりやすいと思います。家計全体の見直しは後にして、まず「いつ、どこへ、いくら足りないか」を確かめておきたいですね。

メモする項目例:A社
返済日8月27日
返済額15,000円
口座残高8,000円
不足額7,000円
メモする項目例:B社
返済日9月2日
返済額10,000円
口座残高
不足額10,000円

不足額が分かったら、給与日、家賃、公共料金、携帯料金など、次の入金日までに外せない支払いも確認します。返済だけを済ませて家賃や食費がなくなるなら、単純な入金不足ではなく、毎月の収支が崩れている可能性があります。

こだまん

不足額を見るのは気が重いですよね。小さく書こうとしなくていいし、分からない欄は空欄で大丈夫。口座残高を同じまま複数の支払いに使った計算にしないことだけ、気をつけてください。

返済日前なら、契約先へ連絡する

返済額を用意できないと分かった時点で、カード裏面、公式アプリ、会員ページ、請求書に記載された返済窓口へ連絡します。検索結果に出てきた非公式の電話番号ではなく、契約先の公式な連絡先を使ってください。

最初の一言は、「今月の返済を全額用意できず、支払いについて相談したいです」で構いません。先ほどのメモを見ながら、次の内容を伝えます。分からない日付や金額を無理に約束する必要はありません。

  • 返済日と返済額
  • いくら不足しているか
  • いつなら支払える見込みか
  • 今回の支払方法について確認したいこと

「○日が返済日ですが、○円不足しています。○日なら入金できる見込みです。今回の支払いについて、どのような対応が必要か確認したいです」

返済日の変更や支払方法の調整に応じてもらえるかは、会社、契約内容、これまでの利用状況によって異なります。連絡すれば必ず猶予されるわけではありません。それでも、黙って期日を過ぎるより、必要な手続きや遅延損害金の扱いを確認できます。

日本貸金業協会も、契約内容や個別の返済に関する質問は、契約している貸金業者へ直接問い合わせるよう案内しています。

電話で決まったことを、同じメモに足す

電話で案内された内容は、連絡前に使ったメモへ書き足します。次の4点を相手に読み返し、「相談を受け付けた段階」なのか「支払いの変更が決まった」のかを確かめてから電話を終えます。

  • 支払日と支払額は、変更が確定したのか、相談を受け付けただけなのか
  • 再引き落としと振込のどちらか。二重払いを避けるにはどうするか
  • 遅延損害金など、今回追加される費用はあるか
  • 次回の通常返済はいつ、いくら必要か

連絡日時・担当窓口・案内された内容も残しておくと、次に連絡するときに役立ちます。「相談中」と「支払い延期が決定した」は別なので、どこまで決まったのかも聞いておきたいですね。案内された期日にも払えないと分かったら、改めて連絡して状況を伝えてください。

給料日まで生活費がない・窓口が閉まっているとき

今夜の食事や明日の通勤費が残らないなら、返済額だけの問題ではありません。自治体の生活相談と公的支援の入口を確認し、「いつまでに何が不足するか」を伝えてください。制度の利用条件と支給までの時間は異なり、即日で現金を得られるとは限りません。

時間外は、公式会員ページで返済案内を確認し、受付開始時刻をメモします。メール等で連絡できても、送信しただけでは支払猶予が決まったことにはなりません。裁判所の書類の期限が迫っている場合は、通常の支払相談の順番待ちで済ませず、書面の期限を伝えて法律相談につなげてください。

別の会社から借りて返す前に、来月の支払いも考える

今月の返済を別の借入で埋めると、その日は乗り切れるかもしれません。ただし、借金の総額は減らず、新しい利息と返済日が増えます。

返済日に入金できていても、そのお金が別の借入れなら、自分の収入だけで返せているとはいえません。次のような状況なら、追加で借りる前に、返済計画そのものを相談したほうがよいと思います。

  • A社への返済をB社からの借入で補っている
  • 返済すると生活費がなくなり、また借りている
  • 利用可能枠を預金残高のように確認している
  • 借入先ごとの残高や金利を把握できていない
  • 翌月も同じ不足が発生する見込みである

複数社の返済を回している場合は、多重債務のセルフチェックで借入状況を整理してください。毎月返しても残高が減らない場合は、借金が減らない原因も確認できます。

こだまん

「返したから枠が空いた」と「借金が減った」は、似ているようで別です。空いた枠でまた返済する予定なら、今月を乗り切る話と、来月も払えるかの話を分けたいところです。

個人間融資や先払い買取を探さない

SNSの個人間融資、「ブラックでも必ず融資」「審査なし」といった勧誘には近づかないでください。違法な高金利、保証料の先払い、個人情報の悪用、勤務先や家族への脅迫につながる例があります。すでに連絡してしまった場合は、日本貸金業協会、消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110へ相談できます。

すでに借りた・身分証や写真を送った方へ:SNS個人間融資を使った後の対応に、残す記録と警察・法律相談への伝え方をまとめています。

給与を買い取る形をとった「給与ファクタリング」も、実質的に貸付とみなされた例があります。仕組みと注意点は給与ファクタリングの危険性で扱っています。

カードで商品を買って売る「ショッピング枠の現金化」も、受け取った現金より大きいカード請求が残ることがあります。現金化の差額・規約・利用後の相談先を確認し、次の支払いを増やして埋める前に相談してください。

すでに返済日を過ぎている場合

着信を無視したり、郵便物を未開封のままにしたりしても、期限は止まりません。まず契約先の公式アプリや会員ページと、届いている書面を確認します。

  • 支払期限
  • 請求額と遅延損害金
  • 振込先や再引き落としの有無
  • 連絡先
  • 差出人が貸金業者、債権回収会社、裁判所のどれか

裁判所から届いた支払督促や訴状には、対応期限があります。通常の督促状と同じ扱いで放置せず、書面を手元に置いて法テラスや弁護士・司法書士へ相談してください。裁判所からの書類が届いたときの相談先は、借金の相談先を比較した記事でも整理しています。

返済が足りないときは期限、不足額、連絡先の順で確認
通常の返済連絡と、裁判所の書類への対応は分けて考えます。

「今月だけ足りない」のか、毎月足りないのか

不足の原因によって、次の対応は変わります。

状態考えられる対応
一時的な入金日のずれ契約先へ連絡し、今回必要な手続きを確認する
急な医療費や収入減返済窓口への連絡に加え、自治体の生活相談や利用できる公的制度を確認する
毎月、返済後に生活費が不足する借入・家計を一覧化し、債務相談を利用する
別の借入で返済している追加借入を止め、多重債務として相談する
すでに複数回滞納している届いている書面を持って、法律相談を検討する

固定費の見直しやポイ活は、今後の家計を整える助けにはなります。ただし、数日後の返済に間に合わない状態や、毎月赤字になる状態を、それだけで解決しようとしないでください。ポイ活を借金返済へ回す場合の限界と管理方法は、ポイントの使い道と家計管理の記事で扱っています。

Xでは、クレジットカードとカードローンと税金の支払いが同じ月に重なって払えない、という投稿が見られました。これは投稿者個人の体験です。

支払いが重なった場合は、不足額と期限を整理し、契約先や税金の担当窓口へ相談します。ただし、連絡するだけで支払期限が延びたり、法的手続きが止まったりするわけではありません。

裁判所から支払督促や訴状が届いている場合は、書面の期限を確認し、速やかに法律相談を利用してください。支払督促には、受け取ってから2週間以内の異議申立てが関わります。詳しくは裁判所の支払督促の案内をご確認ください。

今回の支払いの連絡を済ませたあと、毎月のスマホ代も見直したい方へ。今のスマホを使い続ける場合と、買い替える場合の費用比較では、通信料・端末代・補償を分けて計算しています。買い替えを決めていなくても、今の請求の内訳を分けるところから使えます。

どこへ相談するか

「借金相談」という名前だけだと、どこに話せばよいか迷いますよね。今回の支払方法を聞きたいのか、返済計画から相談したいのかで、窓口を分けて探すとよいと思います。

確認したいこと相談先
今回の返済方法・支払日・請求額契約している貸金業者の公式窓口
借金の整理方法、貸金業者とのトラブル日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
0570-051-051/平日9時~17時
利用できる法制度や法律相談先法テラス・サポートダイヤル
0570-078374/平日9時~21時・土曜9時~17時
契約や悪質商法のトラブル消費者ホットライン188
弁護士・司法書士・公的機関の違い借金の相談先を比較した記事

法テラスのサポートダイヤルは、相談先や法制度を案内する窓口です。収入・資産などの要件を満たす場合に利用できる無料法律相談や費用立替制度とは、利用条件が異なります。

こだまん

電話が怖いときは、聞きたいことを3行ほど書いて、そのまま読んでもよいと思います。払える日がまだ分からなければ、「今は見通しが立っていません」と伝えてかまいません。約束できる日を無理に答えるより、今の状況をそのまま相談したいですね。

お金の整理より先に、安全を確保したほうがよいとき

「消えたい」「自分を傷つけそう」と考えている場合は、返済表を作る作業より、今いる場所の安全を確保することを優先してください。緊急の場合は119または110へ。電話で話せる場合は、よりそいホットライン(0120-279-338、24時間・通話料無料)も利用できます。

連絡できたら、次の期限を残しておく

  1. 返済先、返済日、返済額、口座残高、不足額を書く
  2. 返済日前なら、契約先の公式窓口へ連絡する
  3. 返済のための新しい借入は申し込まない
  4. 翌月も足りないなら、相談窓口を1つ選んで連絡する

今月の不足額を埋めることと、来月以降も返せる状態に戻すことは別の作業です。まず今日の期限に対応し、そのあと借入残高と家計を整理します。別の借入で返済しているなら、多重債務のセルフチェックへ進んでください。

連絡先、次の期限、案内された内容が一枚に残れば、次に何をすればよいかを確かめ直せます。毎月足りなくなる問題は、今回の連絡とは別に相談していきます。

参考にした公式情報

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この記事を書いた人

借金問題と債務整理を経験し、現在も生活の立て直しを進めています。本人の経験と確認した公的情報を分けながら、借金・家計・ポイ活について発信しています。ポイ活では、これまで合計100万円分以上のポイントを獲得してきました。

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