アルコール依存症とは|本人・家族が相談先を探すときの情報

飲む量を減らしたいのに、また飲んでしまう。家計や仕事、家族との関係も気になっている。そんなとき、「このくらいで相談してよいのかな」と迷うこともあると思います。

本人だけでなく、家族から相談できる窓口もあります。

この記事は診断や治療の指示をするものではありません。借金や支払いも重なっているなら、飲酒のこととお金のことを分けると、相談先を探しやすくなります。

目次

意識や呼吸がおかしいときは、読むより先に119番

呼びかけに反応しない、呼吸がおかしいなど、急な異変があるときは119番へ。記事を最後まで読んで判断を待つ必要はありません。本人や家族への暴力など、差し迫った危険があるときも、安全な場所と緊急の支援を優先してください。

アルコール依存症を「意思の問題」だけにしない

アルコール依存症は、お酒で体や仕事、人間関係に問題が起きていても、飲む量や飲むタイミングを自分で抑えにくくなる病気です。「今日はここまで」と思っても、また飲んでしまう。本人も困っているのに、気合いだけでは止めにくくなります。酔って騒ぐかどうかだけで判断できるものでもありません。

飲酒量だけで自分や家族を決めつける必要はありません。ただ、飲まない日を作れない、飲酒に関する隠し事が増えた、仕事・健康・家計に影響があるときは、専門家に話してみる理由になります。

長く多量に飲んでいる人は、やめ方も医療者に相談する

長く多量に飲んでいる人は、お酒を急に減らしたりやめたりすると、手の震え、汗、不眠などが出ることがあります。これが「離脱症状」です。重い場合には、けいれんなどが起こることもあります。

自分だけで断酒・減酒の方法を決めず、医療機関に相談してください。症状を抑えるために飲み直す方法を、この記事で勧めるものではありません。

最初の連絡先と、電話で伝える言葉

飲酒・依存症の相談

飲酒のことは、お住まいの保健所、精神保健福祉センター、依存症の相談窓口へ。精神保健福祉センターは、こころの健康や依存症について相談できる地域の窓口です。

「お酒を減らしたいのに減らせず、仕事にも影響が出ています。どこで相談や診察を受けられますか」のように、今の困りごとから伝えます。これは話し始めるための例です。量や日付を正確に思い出せなくても、分かる範囲で構いません。

地域の窓口は、依存症対策全国センターの「全国の相談窓口・医療機関を探す」で確認できます。近くに専門外来が見つからなければ、保健所や精神保健福祉センターに「通える範囲で、どこへ相談できますか」と聞いてみてください。最初の窓口では対応できないと言われた場合も、次に相談する先の名前と連絡先を尋ね、予約の取り方まで確認しておくと動きやすくなります。

借金・生活費の相談

返済や督促が問題になっている場合は、借入先・残高・返済額を分かる範囲で弁護士へ伝え、今の返済方法を相談できます。飲酒の相談とお金の相談を、同じ日に全部終わらせる必要はありません。

ただ、支払いや書類の期限が迫っているときは、その期限を先に伝えてください。連絡する順番は、窓口に尋ねながら決められます。

飲酒の相談とは別に、お金の期限も伝える

飲酒の問題があると、日々の酒代だけでなく、外食、交通費、記憶にない買い物などが家計に混ざりやすくなります。自分や家族を責めるためではなく、何にいくら必要かを知るために、次の項目に分けてみてください。

  • 毎月の生活費と固定費
  • 借入先、返済日、返済額
  • 飲酒や外食に関連する支出
  • 支払いが遅れそうなもの

返済が難しいときは、一人で追加借入を判断せず、今月払えないときの対応と借金の相談先を確認してください。

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飲酒の治療や家族支援とは別に、借金の返済が続けられない場合は弁護士へ相談できます。借入先・残高・次の返済日を伝え、生活費を残して返せる方法と依頼費用を確認してください。

家族が先に相談してもよい

本人が「相談しない」と言っていても、家族だけで保健所や精神保健福祉センターに相談できます。「本人が飲酒の話を避ける」「生活費まで使ってしまう」など、家族が困っていることから話して大丈夫です。

借金を代わりに返すと約束する前に、家族自身の生活を守る方法も相談しましょう。

今日、全部を解決しなくても大丈夫

アルコールの問題を、自分や家族だけで抱え続ける必要はありません。飲酒を減らす・やめる方法は医療者に相談し、お金のことは家計と借金に分けて整理する。追加で借りて埋める前に、今困っていることを相談先へ伝えてみてください。

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この記事を書いた人

借金問題と債務整理を経験し、現在も生活の立て直しを進めています。本人の経験と確認した公的情報を分けながら、借金・家計・ポイ活について発信しています。

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